CRMツールを使い倒す!顧客に合わせたディスプレイ広告を活用する方法
一昔前に比べるとかなり一般的になってきたECサイトですが、それだけにライバルが多いのが悩みの種です。「何とかして売り上げを上げたい」そうお考えの方も多いことでしょう。そこでCRMツールを使って顧客層を分析し、効率よく広告アプローチをして売り上げをアップさせましょう。
なぜディスプレイ広告にCRMツールが必要なのか?
ディスプレイ広告というのは、ECサイトを見ているときに画面端などに表示される広告のことです。単なるテキストになっていることもありますが、最近では動画形式になっているものなど、さまざまなディスプレイ広告が見られるようになりました。
また、ディスプレイ広告はバナー表示される場合が大半ですので、バナー広告と呼ばれることもあります。ディスプレイ広告は有効に活用すると、顧客を増やして収益をアップさせることができる有難いものです。
しかしECサイトを閲覧していて、自分にとってまったく興味がないディスプレイ広告が表示されたという経験をお持ちの方も多いかと思います。まったく関心のない広告ほど腹立たしいものはありません。これでは宣伝効果になるどころか「絶対に買うものか」と反感を持たれてしまう可能性もあります。
そこで、購入してくれる人がどのような人なのかとうことを考え、ターゲットユーザーを明確にすることが必要になってきます。顧客層を正しく分析し、的確にディスプレイ広告を出すことで、売り上げをアップさせて、いずれはリピーターに繋げることができるでしょう。
そこで必要になってくるのがCRMツールです。CRMツールとは、顧客に関する情報を管理し有効に活用してくれるツールのことで、ECサイトの広告に活用すると売り上げアップが期待できます。
CRMを使いこなすにはお客様を実際に見ることが大切!
CRMツールは顧客情報を管理してくれるものです。そしてその顧客情報をディスプレイ広告に活用することで集客アップが見込めます。しかし、ただ漫然と使っていたのでは意味がありません。より効果的に使いましょう。
まずは基本に立ち返り、ユーザー像を明確にすることが大切です。これには実際に顧客を見てみるのが一番の近道です。もしもECサイト以外にリアル店舗をお持ちの場合でしたら、現場に行ってみましょう。
実際のユーザーを目の当たりにすることで、顧客のイメージが明確になり、より販売戦略が立てやすくなります。その上でCRMツールを活用しましょう。何事も具体的にイメージすることが大切です。また実店舗をお持ちでない場合は、イベントを開催するなどしてお客様を見る機会を作るのも一つの方法です。
具体的なお客様をイメージすることができたら、次にするのは分析です。CRMをフル活用し、購入履歴を分析してみます。するといくつかの傾向がつかめてきます。例えば何かの記念日に買い物をする人、仕事が休みの日に買い物を楽しむ人、冬に買い物をする人、といったようにユーザーの行動パターンを分析してみましょう。
そして、ターゲットユーザーの購入パターンをある程度つかめたら、その情報を元にクーポンなどを使い、ディスプレイ広告を展開することによってクリックさせることができます。
マーケティング戦略には新規顧客の開拓も必要!
今のユーザーがどのような人達なのかを分析することは大切なことです。しかし今後のことを考えるのでしたら、より長期的な視点に立ち、新規のお客様を開拓することを考えなければなりません。
まず、今のユーザー情報を分析して、購入パターンを考えてみます。そして、そこで見えたユーザー像に近い人たちはどのような人なのかを考えてみます。それを元に新しい顧客層を分析することが重要です。
ここで気をつけたいのは、新しいお客様になってくれる人というのは、今のお客様と何らかの共通点があるものだということです。新規のお客様というと既存のお客様とまったく違った人達をイメージする方も多いかもしれません。
しかし既存のお客様とかけ離れたお客様をターゲットユーザーに見据えた戦略は、ある意味危険な賭けと言えるでしょう。既存の客層とまったく同じではないけれど、何らかの共通点があって、ある程度似ている人たちはどのような人達なのかを考える必要があります。そういった顧客層を次の新しいターゲットユーザーとして考え、広告を出すことで新規ユーザーの獲得に繋げることができます。
CRMは使いようです。今のお客様の情報分析に使えるということは、その分析を元に新規ユーザーの分析にも使えるということです。CRMのデータを使って今のお客様と親和性のあるユーザー層をあぶり出してみましょう。
時代の流れとともにECサイトも多様化し、ただ漫然とディスプレイ広告を打っていたのでは収益を見込めなくなりつつあります。販売戦略は情報分析が重要です。CRMをうまく使いこなして既存の顧客に広告を出し、新規顧客の獲得にも繋げましょう。